世界の主要通貨の特徴と注意点!
(3)米ドル 最も流動性の高い通貨
まず米ドルから紹介していきましょう。上述したように最も流動性の高い通貨ペアとなります。どの国もまずは対ドルでの相場動向を考えます。介入するにしても対ドルで行うのが一般的なのです。それが基軸通貨ドルの特徴です。すべてはドルを介しての取引が基本になります。
米ドルは、基軸通貨として、輸出入などの国際的な商取引の決済に多く使用され取引している人も最も多くなっています。米国の経済指標が好い結果になればドル買い、悪い結果になればドル売りがそれぞれ優勢になるのです。
米ドルは取引されている人がもっとも多い通貨ということで、米国の経済指標は他国の指標よりも注目されています。その米国経済指標のなかでも、ISM製造業景況指数、非農業部門雇用者数、小売売上高、貿易収支、GDPは特に注目度が高くなっています。
金融政策においては米国中央銀行であるFRBは、米国経済や物価動向を安定させるために、政策金利の調整を行います。一般的に米国の利上げはドル買い、利下げはドル売りにつながるケースが多いのです。また米国の要人が発言すれば今後の財政・金融政策の概要についてわかってくることがあるということで、為替相場でも注目材料となります。
外国為替市場において、通貨価値の安定や市場の乱高下の防止を狙って政府が直接参加して市場で売買し、外為市場の相場に影響を与えることを介入と言いますが、米ドルは基軸通貨ということで、他の通貨よりも比較的「介入」のターゲットになりやすくなっています。
米ドルはその流動性も厚く、米国経済の動きが世界中の通貨に影響を与えるのでデイトレなどの短期取引から長期取引まで広く利用出来る通貨であるのです。