FX 税金対策
(4)取引所取引のケース
東京金融先物取引所が運営する「くりっく365」を通じて行うのが「取引所取引」。この場合は、利益が出たら「申告分離課税」の対象としてほかの所得とは区別され、税率は一律20%。株式先物取引などの取引もあるなら損益通算をすることもできます。
2007年は、後半に急な円高が進んだため損をしたという人も少なくありません。損を確定してしまったら、損失分を翌年以降に繰越することができるという「取引所取引」ならではのメリットもあります。
必要な書類は申告書Bと第三表(分離課税用)。損失の繰越をするなら第四表(損失申告用)も必要です。入手方法は、
1.国税庁のHPからプリントアウトする。
2.所轄の税務署から送ってもらう。
3.最寄りの税務署へ取りに行くなど。
申告書のほかに、源泉徴収票や取引の明細が分かるものを準備しておきましょう。
(5)監視の目は厳しくなる?
2007年に多額の申告もれが話題になっただけに、FXの利益に対する監視の目が今後強まることも予想されます。どれくらいの利益が得られるかはやってみなくちゃ分からないものではありますが、納税意識は持っておくにこしたことはありませんね。
(3)店頭取引のケース
入手方法は、
1.国税庁のHPからプリントアウトする。
2.所轄の税務署から送ってもらう。
3.最寄りの税務署へ取りに行くなど。
現在大半を占めるのが、取引所を通さずにFX会社と投資家との間で直接やりとりする「店頭取引」です。この取引の場合、為替差益や受け取ったスワップ金利などは「雑所得」として、給与などと合わせて申告する(総合課税)ことになります。
ただし、年収が2000万円以下のサラリーマンで、給与所得以外の所得が20万円以下(複数の会社から給与を得ていないことなどが条件)なら、確定申告書を提出しなくてもよいという特例もあります。ざっくりいえば、2007年中に確定したFXの利益が20万円を超えているなら確定申告が必要と考えた方がよいでしょう。
上記のようなサラリーマンのケースなら、必要な書類は申告書A。申告書のほかに、源泉徴収票や取引の明細が分かるものを準備しておきましょう。
気になるのが「いったいいくら税金を払うことになるのか」という点なのですが、所得税の税率は5%から40%まで6段階に区分されているので、所得が高くなるほど高い税金を支払うしくみになっているのがポイント。同じように取引していても「取引所取引」の方が税制面で有利になるケースもあるので、比べてみて今後の参考にしてくださいね。
(1)確定申告についておさらい
確定申告は、所得税や法人税など、一定期間の所得に応じた税金を精算する手続きのこと。
サラリーマンなら、通常「年末調整」が行われるので確定申告は不要なのですが、投資をして利益が出ていたら必要ありかも知れません。
また、損をしていても他の所得と相殺できるケースもあるので、チェックしてみましょう。もしも払いすぎた税金があるなら、「還付申告」を行って取り戻すこともできます。
詳しい手続きや書類の入手、個別のぎもんを解決するには、国税庁のサイト「確定申告特集」にアクセスしたり、税務署や税務相談室に電話をしたり、日曜日にも開いている相談窓口を利用するのが便利です。
(2)FXの税金は2通り
投資にかかわる税金は、金融商品の種類によって異なるのでかなり複雑。とくにFXは、取引の種類によって2通りに分かれるので要注意です。
まずは、現在の取引が「店頭取引」に当たるのか「取引所取引」に当たるのかを確認してみましょう。取引所を通さずにFX会社と投資家との間で直接やりとりするのが「店頭取引」。
大半を占める取引です。もう1つが、東京金融先物取引所が運営する「くりっく365」を通じた「取引所取引」です。ハッキリしない場合は、口座を開いている金融機関に確認しておきましょう。
FX(外国為替証拠金取引)初心者が知っておきたい、確定申告について。
2007年は、FXによる脱税がニュースになっていましたね!FXには確定申告をしなくても税務署にバレないというイメージが有ったかと思います。
ところが、取引の履歴は必ず残るもので、税務署も細かく調べていて、税金逃れをしようとしても、発覚して追徴課税される事になりますから、しっかり確定申告をしておく必要があります。
FXの確定申告を行う際に、より有利になる取引方法について。
FXの取引方法の種類によって、課税対象が変わることを知らない人が多いですね。
まず、FXには2種類の取引方法があることを覚えておいてください。
1)公設市場となる「くりっく365」での取引
2)非取引所での取引(相対取引)
このどれを選んだかによって、課税方法は違ってきます。
「くりっく365」で取引する場合、利益に対する税金は「一律20%の申告分離課税」となります。
累進税率となる総合課税とは違い、税率が一律ですから、高額所得者であればあるほど、この課税方法が有利になります。
一方、非取引所での取引は雑所得として扱われるので、累進税率の「総合課税」となります。
ということは、給料や他の所得と合算されて税率が決まるので、利益が多ければ多いほど、税率も比例して上がってしまいます。
また、確定申告をした翌年以降3年間に渡って確定申告することにより、損失分の繰越控除ができる「くりっく365」に対して、非取引所取引では、損失分を繰り越せないという点にも注意しましよう。
つまり、FXである程度の利益を出している場合でも、損失が出ている場合、税制的には「くりっく365」を選択した方が得だという事です。
しかし、確定申告は毎年1月1日から12月31日までに得た全ての所得を計算し、申告、納税しますから、今年は2007年の1月~12月分を2008年の2月18日から申告、納税する事になるので、今から「くりっく365」にしても昨年分には間に合わないという事ですね。
ところで、給与所得が2,000万円以下で、年間所得金額が20万円以下となるサラリーマンの場合は、確定申告は不要となります。
また、年間所得金額が38万円以下の専業主婦の場合も、申告をする必要はないので、どの程度利益をあげればよいかの基準として覚えておきたいですね。